FXはギャンブルと同じ?ギャンブル脳に変換される瞬間

「ギャンブル目的でFXをやっているんじゃない。ビジネスとしてやっているんだ。」
こう思いながらも結果的にギャンブル的にFXをやってしまっているトレーダーは多いと思います。

その時はギャンブルだとはもしかしたら思っていないのかもしれません。

「なんであんなところで入ったんだ…」と思うトレードは、全てギャンブル的なものだと考えるのがいいかと思います。

「1回だけ」と決めたUFOキャッチャーなのに…

UFOキャッチャーをやったことはあるでしょうか。
僕は苦手なのでやりません。人生で数回やった程度です。

最初は「1回だけ」という気持ちで始めたのに、気付けば2回も3回もお金を投入した経験はないでしょうか。

「1回だけ」と決めたのは自分自身です。
しかし、UFOキャッチャーで失敗すると、「今度こそは…」と意気込みまたお金を投入してしまう。また失敗するとまたお金投入…

「次は取れるかもしれない…」
「いや今度こそは…」

何回かやるうちに「けっこうお金使ったけど、商品を取ることができたら回収できる」というような考えになる人もいるかもしれません。

FXも同じことが言える

最初に1回だけと決めていたのにも関わらず、失敗することでお金を投入するのは、感情的になっているからです。

これはFXと似ています。

ルール通りではないけどなんとなくエントリーしてみる
 ↓
負ける
 ↓
なんか腹立つ
 ↓
再度エントリー
 ↓
また負ける
 ↓
ロット数を上げて再度エントリー
 ↓
また負ける…

このような経験はないでしょうか?

FXは、ほとんどのFXブローカーが1クリックで注文できるような設定にすることができます。

マウス1クリックで注文。財布から小銭を出して投入するよりも断然手間がかかりませんね。
手間がかからないのは、トレーダーにとってはチャンスを逃さないという点で嬉しいことではありますが、「頭を冷やす間がない」という意味ではリスクがあるとも取れそうです。

FXはUFOキャッチャーとは違いハイリスクになることがある

UFOキャッチャーの場合は、どんなにお金を投入しても破綻することはないと思いますが、FXの場合は違います。
なんとなく入ってみる」という軽率な行動が、負のスパイラルを生み、取り返しのつかないような大損に膨らむこともあります。

大事なことなのでもう一度言いますが、軽率な行動が最悪の場合破綻にもつながります。

ゲームセンターに足を踏み入れ、最初はUFOキャッチャーをやるつもりがなかったのについ手を出してしまうのは、自分にとって魅力的な景品がショーケースの中にあったからだと思います。

FXに置き換えれば、チャートを見ていると、「上がりそうな雰囲気だから買いで入ろう」と、上がる根拠は特になかったものの、相場が魅力的に見えてしまい買いで入ってしまった、みたいな感じですかね。

根拠のない逆張りの危険性

例えば、どう考えても下降トレンドだとします。そのような場面で、根拠もなく「なんか上げすぎだし試しにロングで入ろう」というような感じでロングで入ったとします。

どう考えても下降トレンドの局面です。一気に下降することもあり得ます。ロングで入った瞬間に急激に下降したらどうでしょう。感情的になってナンピンなどしてしまう可能性はないでしょうか。そうなると完全にギャンブルトレードです。

感情的にならないように心がける必要性

自分で決めたルール通りのトレードであれば、負けてもそこまで悔しい気持ちにはなりにくいと思います。ゼロではないと思いますが、ルール外のトレードよりは感情的にはなりにくいはずです。
逆にルール通りのトレードで同じように感情的になってしまっているとしたら、リスク管理、資金管理に問題があるか、FXから離れた方がいいかもしれません。

FXで大損するのは、ギャンブル的な思考になっているからであることが多いです。そしてギャンブル脳には簡単になってしまいます。
それを抑制するためには、まずはトレードルールをしっかり作り、しっかり守ることが大切です。