こんにちは、michiです。FX歴は10年以上、スキャルピング歴は5年以上です。
今回の記事では、ドル円でトレードをする難しさについて書きたいと思います。
ドル円相場は、日本人になじみのある通貨ペアです。テレビなどでも毎日何度も取り上げられているので「今は1ドル〇〇円ぐらい」というのは、ほとんどの方がご存じなのではないでしょうか。
円の価値は生活に深く関わるものでもあるので、今後の動向に注目ですね。
FXでの通貨ペアで、ドル円は人気のある通貨ペアです。
しかし個人的には、初心者にとってドル円は難しい通貨ペアだと思っています。その理由をお伝えします。
日本人にとってなじみのある通貨ペア、ドル円
先に述べたように、ドル円は日本人になじみのある通貨ペアです。
3月ぐらいまではドル円は110円台でした。それが約半年で140円台、そして一時的に150円台にも乗りました。
急激な円安、とほとんどの方は感じているのではないでしょうか。
ここに難しさが潜んでいます。
値ごろ感、というものがトレードの邪魔をしてしまう可能性があるということです。
値ごろ感とは、相場の動向や過去の値動きから、売ったり買ったりするのにちょうど適当な値段だと思うことです。
ドル円のチャートです。
上が4時間足、右下が日足、左下が週足です。
上昇トレンド真っ只中です。
しかし値ごろ感があると、「ちょっとさすがに上がり過ぎじゃない…?よし、チャート的に売りで入っていいタイミングではないけど、ショートしてみるか!」という思考になってしまうかもしれません。
また「ドル円は生活に関わりが深い」と認識していると、「円安がこれ以上進むとやばいことになるかも?下がってほしい!」という思いから、売りで仕掛けたくなる気持ちが出てくるかもしれません。
チャート分析はとりあえず横に置いといて、値ごろ感を優先してトレードしてしまう、みたいな感じですね。
値ごろ感を優先させてトレードしてしまう
半年前110円だった頃、120円になり「上がり過ぎだろ!ショート!」
さらに130円になり、「これはさすがに上がり過ぎ!ショート!」
みたいな感じで、値ごろ感を持ってトレードをする人はツイートなどでもよく見かけます。
日頃からドル円のレートの情報を目にする日本人にとって、この値ごろ感はトレードをする上でなかなか厄介なものだと感じています。
ドルストレートでトレードしてみた結果
僕も、FXを始めた頃はドル円でトレードしていました。が、すぐにやめました。チャートを素直に見れなかったからです。
また、値動きが小さいことが原因で、さらにやりにくい通貨ペアという印象になりました。(今はドル円に苦手意識はありませんが)
ドル円でのトレードをやめ、僕が長らくトレードしていたのはユーロドルです。数年前からポンドドルのスプレッドがかなり狭くなったので、今はポンドドルでトレードしています。
どちらも日本人…というより、僕には全くなじみがない通貨ペアです。急上昇、急下降した時に、チャート、テクニカル的に過熱感を見る事はありますが、価格的にそれを感じることはありません。
値ごろ感がない、ということですね。値ごろ感がないので、トレードしやすいです。
チャート分析を行いトレードをするのであれば、値ごろ感は邪魔になります。わざわざ自分がやりにくいと感じる通貨ペアを選んでトレードする必要もありません。
普段ドル円でトレードしているけど良い結果になっていない場合は、他の通貨ペアでトレードしてみるとまた違ったものが見えてくるかもしれません。