スキャルピングで勝率を上げる方法｜ JIMICHI FX-デイトレスキャルピング

FX歴10年以上、1分足を使用してのスキャルピング歴5年以上のmichiです。
トレード実績としては、1か月単位で見ると、ほとんどの日がプラス収支になるという感じです。(1か月間すべての日がプラスで終えたことは今だにないですが)

今回の記事では、スキャルピングで勝率を上げるにはどうしたらいいのか？ということをお伝えしたいと思います。「個人的に実践していて、良い結果になっている」ものです。
なのですが、この記事は手法に関する記事ではありません。スキャルピングをする上での心構え、勝率を上げる上で大切なことなどをお伝えします。
スキャルピングで勝率を上げる方法を、2つお伝えします。

スキャルピングをするトレード時間を決める

トレード時間を決めると勝率がよくなる理由としては、一貫性が生まれるからです。

例えば僕は、戦略としてはトレンド発生の初押し、初戻りを狙う感じです。損失が狭く、勝てる可能性が高いような場面では入ることがありますが、基本的には初押し、初戻りです。そしてチャートは、そのポイントを見極めるためのチャート設定です。

ちなみに、こんな感じです。

シグナルやバーインジケーターに関しては僕が作ったものでこちらで販売しています。

ある日は朝の時間、ある日は昼の時間帯、またある日は夜遅く…みたいに、日によってトレードする時間がばらけてしまうと、手法の優位性を最大化できなくなります。

例えば、アジア時間は比較的レンジ相場、ボラティリティが低い相場が多いです。そんな時間帯で、順張りの手法でトレードしても、なかなか良い結果になりにくいのはイメージできると思います。

僕は、夕方ぐらいの時間帯が一番トレードしやすいです。アジア時間にたまった力がヨーロッパ時間で解放される、みたいな場面が多いので、初押し・初戻りを形成されやすいです。結果、トレードがしやすいという感じですね。朝～昼にトレードをすることはありません。勝率が下がるからです。

逆に、レンジ相場に特化したトレード手法であれば、アジア時間に限定してトレードするのが良いでしょう。

時間帯によって手法をうまく使い分けることができれば最強だと思いますが、頭の切り替えができる人じゃないと危険です。

スキャルピングのトレード回数を減らす

もう一つがトレード回数を減らす、ということです。

トレード回数を減らすことで勝率が高くなる理由ですが、ここでお聞きします。

ポジションを持っている時と持っていない時。
同じ目でチャートを見ることができますか？

ポジションを持っていると、やたらと値動きが気になったりしませんか？少しの値動きでハラハラするような、そのような経験はないでしょうか？

トレードをすることは思っている以上に精神的負荷がかかっているということです。
お金がダイレクトで増減している状況なので、当たり前といえば当たり前ですね。

続けて質問です。

その日1回目のトレードと2回目のトレード。
慎重さは同じだったでしょうか？1回目の方が慎重だったのではないでしょうか？

その日1回目のトレードで負けると、「早く取り返したい」という感情が生まれます。この感情が出てきてしまうと、ルールを無視したトレードをしがちです。慎重さを失います。

1回目のトレードで勝っても、「慎重に、ルールに当てはまるチャートの形になるまで待って、やっとの思いで勝った」という気持ちから、「(ルールには当てはまってないけど)なんか自分の思った方向に動きそうだな。また勝てる気がするし、軽くエントリーするか」みたいな思考になったりします。心理学的にはモラル正当化効果と言ったりします。

(モラル正当化効果とは、良い行動を取ったあとは、悪い行動を取る確率が高まる。というものです。ダイエット運動した後に「これぐらいはいいか…」と間食したりするのもモラル正当化効果と言えそうです。)

勝つにしても負けるにしても、1回目よりも2回目の方が慎重さを欠いたトレードをしてしまう心理状況にあるということですね。

そのような心理状況でポジションを持ってしまっても、お金が増減している精神的負荷は変わらずにのしかかってきます。
これを繰り返すと、ルールを守り続けることは厳しく、勝率が下がるのは必然と言えるかもしれません。